地方を生活の中心にしながら、仕事と家族の用事で月の一部を都市で過ごす夫婦。毎回ホテルを取る負担が増え、都市側にも小さな拠点を持つことを考えました。
選んだのは、駅に近い中古マンションです。広さを求めず、不在時の管理と短い滞在でも落ち着けることを優先してリノベーションしました。
この記事は、中古購入+リノベーションを検討する際の考え方を、条件別のモデルケースとして紹介しています。実在する特定の個人・物件・企業の体験談ではありません。
モデルケースのプロフィール
- 40代の夫婦
- 地方と都市を月に数回行き来
- 都市側では仕事と家族の用事が中心
- 留守中の換気、防犯、荷物の管理が気になる
- ホテルではなく自分たちの生活用品を置ける家がほしい
定住用と同じ条件で探さなかった
都市側の家では、広いLDKや多くの個室より、駅からの移動、建物の管理、宅配の受け取り、短時間で掃除できることを重視しました。
一方で、価格だけを理由に管理状態が分からない物件を選びません。不在期間があるからこそ、管理員、共用部、修繕履歴を担当者へ確認してもらいます。
留守中の管理を設備任せにしなかった
換気、給排水、郵便物、宅配、防犯は、設備を入れれば終わりではありません。長期間不在にする場合の連絡先や管理上の届出が必要か、管理規約と管理会社の運用を確認しました。
国土交通省のマンション管理・再生ポータルサイトでは、具体的な管理ルールは各マンションの管理規約で定めると案内しています。
荷物を二拠点で重複させすぎない
都市側には仕事道具、最低限の衣類、洗面用品を定位置に置きます。季節用品や思い出の品まで二重に持たず、施錠できる収納と日常収納を分けました。
玄関には小型のスーツケースを開けられる余白を設け、到着後すぐに荷物を片付けられます。仕事机は扉を閉めると生活空間から隠れるようにしました。
小さくてもホテルのようにはしなかった
掃除のしやすさを優先しながらも、好きな椅子、照明、食器を置き、短い滞在でも自宅として落ち着ける場所にしました。
用途を固定した造作は減らし、将来定住する、賃貸・売却を検討するなど、使い方が変わったときに調整しやすくします。
広さを求めず、留守中も扱いやすい条件を選んだ
夫婦が優先したのは、都市側でも定住用と同じ設備をそろえることではなく、移動しやすく、不在時に管理しやすいことです。その代わり、広いLDKや多くの個室、用途を固定する造作は見送りました。
購入前は、仲介担当者が管理規約、長期不在時の届出、宅配や管理員の運用を確認し、設計担当者が換気、給排水、収納、防犯設備の納まりを確認します。設備だけで解決しようとせず、建物の運用まで確かめることが重要です。内見時の確認ポイントも参考にしてください。
このモデルケースから分かること
二拠点生活の都市側拠点は、一般的な家より小さくても、確認項目が少ないわけではありません。不在中の管理、荷物、仕事、交通を優先し、定住用とは違う条件で選ぶ必要があります。
マンションの管理規約で確認することとワンストップリノベーション会社の選び方も参考にしてください。


