PR

中古マンションのパントリー計画|70㎡で食品・家電・ゴミ箱を置く方法

中古マンション70㎡のキッチンに設けたパントリーの収納イメージ はじめての中古リノベ

パントリーは、食品や飲料、調理家電、日用品をキッチンの近くにまとめる収納です。便利そうだからと壁一面を収納にすると、冷蔵庫の扉や引き出しが開かない、通路が狭くなる、ゴミ箱の置き場がなくなるといった失敗も起こります。

この記事では、夫婦と子ども1人が暮らす70㎡前後の中古マンションを前提に、パントリーの位置と寸法を考えます。収納量や工事費は住戸と設備で変わるため、目安をそのまま発注条件にせず、購入前に図面で確認してください。

まず収納する物と買い置き量を数える

米・水・缶詰・調味料・乾物だけでなく、ホットプレート、電子レンジ、炊飯器、紙袋、ペット用品、分別前のゴミまで書き出します。週末にまとめ買いする家庭と、必要な分だけ買う家庭では必要な棚の量が違います。

収納を決める前に、冷蔵庫に入れない食品を1週間分だけ床に並べ、箱やボトルの高さを測ります。収納物の高さが分かれば、棚を細かく分けるのか、可動棚を多くするのか判断しやすくなります。

70㎡で比較する2案

案A:キッチン脇の一方向型

キッチンの背面または横に、奥行き30〜45cm程度の棚を連続させる案です。料理中に手を伸ばしやすく、収納物を見渡しやすい一方、キッチンと通路を兼用すると人がすれ違いにくくなります。冷蔵庫、食器棚、引き戸を開けた状態まで図面に描きます。

案B:キッチンと玄関の間の通り抜け型

買い物帰りに玄関から食品を入れ、キッチン側から取り出せる案です。動線は短くなりますが、通路の両側に棚を置くと収納量より通りにくさが問題になります。70㎡では片側を食品、反対側を日用品に分け、棚を浅くする方法も比較します。

二案を比べるときは、棚の総延長だけでなく、買い物袋を持った状態で曲がれるか、家族が調理中に通れるか、ゴミをどこから出すかを確認します。

失敗しやすい3場面

奥行きを取りすぎて奥の物が使われない

深い棚は収納量が多く見えますが、缶や調味料が前後に重なると賞味期限を確認できません。よく使う物は一列で見える奥行きにし、箱物だけ別の棚へ分けます。

家電を置く予定なのにコンセントが足りない

炊飯器や電気ケトルを後から追加すると、延長コードが通路を横切ります。消費電力の大きい機器を同時に使うか、コンセントの高さ・回路・アースの要否を設計段階で確認します。

ゴミ箱を入れたら収納が減る

ゴミ箱は棚の空きに押し込むのではなく、蓋を開ける高さ、袋の交換スペース、分別数を先に決めます。生ゴミのにおい、換気、清掃しやすい床材も合わせて検討します。

工事しない代替案

大きなパントリーをつくる前に、既存のキッチン収納で不足している物を特定します。

  • 食品だけを浅い可動ラックにまとめる
  • 冷蔵庫上や食器棚横に、箱物専用の棚を追加する
  • ゴミ箱をキッチン下のワゴンに集約する
  • 玄関収納の一部を水・日用品の一時置きにする

2週間使い、床に置かれる物と取り出しにくい物を記録します。家具で解決できるなら、間仕切り壁や建具の費用を換気・照明など別の改善に回せます。

図面チェック表

確認項目チェック内容
収納物食品・家電・日用品・ゴミを種類別に数えたか
棚寸法ボトル、米袋、家電の高さと奥行きに合うか
冷蔵庫扉・引き出しを開けても通路をふさがないか
家電使用電力、コンセント、アース、蒸気の逃がし方を確認したか
ゴミ箱蓋、袋交換、分別、清掃のスペースがあるか
通路買い物袋を持って方向転換できるか
換気湿気・においがこもらないか
点検配管・分電盤・点検口へアクセスできるか

間取りを変える場合は、キッチン・浴室・洗面の移動条件壊せる壁・壊せない壁を確認します。家具と収納の関係は狭い部屋を広く使う方法にも整理しています。

見積もり項目

  • 既存収納・壁の解体と廃材処分
  • 間仕切り壁、下地、棚板、可動金物、扉
  • コンセント、専用回路、照明、換気などの電気工事
  • ゴミ箱周りの床・壁仕上げ、必要な防臭・清掃対策
  • キッチンや冷蔵庫の移動に伴う給排水・換気工事
  • 設計料、現場管理費、諸経費

「パントリー一式」ではなく、棚の枚数・寸法・材質、扉の有無、電気工事の範囲を明細にしてもらいます。既製ラックへ変更した場合の差額も確認してください。

向いている人・向かない可能性がある人

まとめ買いが多い人、キッチンに出したくない日用品が多い人、家電やゴミ箱の場所を固定したい人には向いています。一方、買い置きが少ない人、収納物を見える場所に置いても困らない人、70㎡でLDKの広さを優先したい人は、既製家具との比較が必要です。

迷う場合は、パントリーを設ける案と、同じ壁面に奥行きの浅い収納家具を置く案を同じ縮尺で描いて比べます。収納量だけでなく、LDKの残る広さと普段の通路を見れば、工事費をかける価値があるか判断しやすくなります。

相談時に確認する質問

  1. 冷蔵庫・食器棚・ゴミ箱を置いた後の通路幅はどれくらいか
  2. 家電を同時使用した場合の回路とコンセント計画はどうなるか
  3. 棚・扉・照明・換気を含めた金額と、家具で代替した差額はいくらか
  4. 配管・点検口・分電盤へ将来アクセスできるか
  5. 買い物帰り、調理、ゴミ出しの動線を図面で確認できるか

まとめ

70㎡前後のパントリーは、広さよりも「何を、いつ、どこから取り出すか」で計画します。食品・家電・ゴミ箱を先に図面へ置き、キッチン脇の一方向型と玄関側の通り抜け型を比べると、収納を増やしたのに動きにくい失敗を防ぎやすくなります。

中古マンションの間取り変更中古マンションの購入予算も確認し、購入前に持ち物と家電寸法を相談先へ渡しましょう。買い物から収納までの流れは回遊動線の考え方で、冷蔵庫や収納扉との干渉は家具配置から考える間取りで確認できます。

参考にした一次情報

  • 国土交通省「マンション標準管理規約」https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutaku-house_tk3_000023.html
  • 東京消防庁「住宅用火災警報器」https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/topics/jyuukeiki/
  • 経済産業省「電気用品安全法」https://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/
9問で分かる、あなたに合う住まいの選び方診断
タイトルとURLをコピーしました