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将来2部屋に分けられる可変間取り|子どもの成長に備えるリノベ

広い子ども部屋を将来二室へ分けられるよう計画した可変間取りのイメージ リノベ前提の物件選び

子どもが小さいうちは広い一室で遊び、成長したら二つの個室へ分ける。独立後は再びつなげ、仕事場や趣味の場所にする。リノベーションなら、家族の変化を前提に間取りを計画できます。

ただし、「将来、壁を立てればよい」だけでは十分ではありません。窓、出入口、収納、照明、コンセント、エアコンまで最初から考えておくことが大切です。

結論:壁をつくる前に、二室分の条件を準備する

将来二部屋へ分けやすい一室には、次の準備があります。

  • それぞれの部屋から使える窓または採光の計画
  • 二つの出入口
  • 二室分の照明・スイッチ・コンセント
  • エアコンを設置できる位置と配管経路
  • 収納の配分
  • 将来の壁を固定できる天井・床・壁の下地
  • 家具を置いても通れる広さ

分けた後の完成図から逆算し、今の一室を設計します。

可変間取りが向いている家庭

子どもが小さく、個室が必要になる時期が読めない

幼い時期は一室の方が見守りやすく、広く遊べます。就寝や勉強で一人の空間が必要になった時点で分けられます。

家族構成や働き方が変わる可能性がある

子ども部屋だけでなく、在宅勤務、介護、趣味、来客にも使えます。用途を一つに決めすぎず、複数の使い方を想定します。

長く住み続けたい

子どもの独立後に壁を外し、夫婦の仕事場、寝室、趣味室へ戻すこともできます。変更しやすさを最初に組み込むことで、大がかりな解体を減らせる場合があります。

二室に分けた後に困りやすいこと

片方に窓がない

一室の中央で単純に分けると、片方へ自然光や風が届かないことがあります。窓の位置を見て壁をつくる位置を決め、必要に応じて室内窓や欄間で光を補います。

マンションの外窓は自由に増やせないため、購入前の窓配置が重要です。詳しくはマンションの窓・玄関ドア・バルコニーはリノベで変えられる?で解説します。

出入口が一つしかない

後から二室へ分けても、一方を通らないと廊下へ出られない間取りでは個室として使いにくくなります。最初から二つのドアを設けるか、廊下との境に位置を確保します。

エアコンを増やせない

外壁の穴、室外機置場、配管経路、電気容量によって、二室分のエアコンを設置できない場合があります。壁をつくる前提で空調を計画します。

音と収納が足りない

家具で分ける方法は変更しやすい一方、音や光を完全には遮りません。個室として使う時期には、固定壁、建具、吸音材が必要かを考えます。

分け方は固定壁だけではない

固定壁

音や視線を遮りやすく、個室として使いやすい方法です。将来撤去する可能性があるなら、床や天井の仕上げをつなげ、壁だけを外しやすくする方法があります。

引き戸・可動間仕切り

開ければ一室、閉じれば二つの空間として使えます。音は固定壁ほど遮れませんが、日中と就寝時で使い分けやすい方法です。

家具・収納

本棚や収納家具で緩やかに分けると、工事をせず位置を変えられます。転倒防止、奥行き、通路、両側からの使いやすさも確認します。

UR都市機構のリノベーション住戸でも、可動式間仕切りや簡易間仕切りを設置しやすい下地を採用し、暮らしに合わせて用途を変える考え方が紹介されています。

参考:UR都市機構・可動式間仕切りを取り入れた住戸

最初から二室にしないメリットと注意点

広い一室なら、子どもが小さい時期にのびのび使え、家族で片付けや見守りもしやすくなります。個室が不要な期間に壁や廊下へ面積を使わずに済むのも利点です。

一方、壁を追加する工事には費用と時間がかかります。住みながらの工事では、家具の移動、養生、騒音も発生します。将来工事の内容と概算を、最初の設計時に聞いておきましょう。

相談時に伝えたいこと

  • 将来二室が必要になる可能性と時期
  • 子どもの年齢差と生活時間
  • 勉強、就寝、収納に必要な場所
  • 壁を外した後の使い方
  • 音、明るさ、空調の優先順位
  • 将来工事へかけられる予算

設計・施工担当者には、窓、構造、エアコン、配線、下地、管理規約を確認してもらいます。買主が技術的な可否を判断する必要はありません。

3LDKから部屋数を変える考え方は3LDKを2LDK・1LDKにリノベーションもご覧ください。

まとめ

将来二部屋へ分けられる可変間取りは、壁を後から追加するだけの計画ではありません。分けた後の窓、出入口、収納、電気、空調を最初に準備しておくことで、家族の変化へ対応しやすくなります。

今の暮らしに不要な壁をつくらず、必要になったときに変えられる余地を残す。物件探しの段階から将来の使い方を伝え、候補物件で実現できるか確認してもらいましょう。

間取り変更全体の制約はリノベーションで間取り変更はどこまでできる?をご覧ください。

将来まで考えるための関連記事

※将来の間仕切り追加の可否は、住戸の窓、構造、設備、管理規約によって異なります。設計時に専門担当者へ確認してください。

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