インダストリアルなリノベーションは、コンクリート、モルタル、金属、濃い木など、建物や工業製品の素材感を生かすスタイルです。
写真では強い印象がありますが、素材の分量と照明を調整すれば、無骨すぎない落ち着いた住まいにもできます。
インダストリアルをつくる要素
- コンクリート躯体を見せる天井や壁
- モルタル調の床や壁
- 黒皮鉄、ステンレス、黒い金物
- 濃い木、古材、レンガやタイル
- 配管やダクトを見せる納まり
- ペンダントライトやスポットライト
すべてを見せる必要はありません。天井、キッチン、建具など一部へ絞ると、家具や生活用品となじみやすくなります。
躯体現しで確認したいこと
天井を解体してコンクリートを見せる場合、下地の跡、配線、配管、段差が現れます。完成写真のような表情になるとは限らず、補修や塗装の範囲によって費用も変わります。
また、天井裏がなくなることで、照明配線や空調配管の見せ方を計画する必要があります。物件購入前に、希望する範囲を施工会社へ確認してもらいます。
寒さ・音・掃除も考える
硬い素材が多い空間は、音が反射しやすく感じることがあります。ラグ、カーテン、布張り家具、吸音性のある仕上げを組み合わせる方法があります。
コンクリート面を見せる場合も、外壁側の断熱や結露を別に確認します。マンションリノベの断熱・結露・換気を参考にしてください。
費用が上がりやすい部分
- 解体後の躯体補修と塗装
- 露出配管・配線の納まり
- オーダー金物や造作家具
- タイル、レンガ、モルタルなど職人施工
- 黒い設備や部材の指定
見た目がラフでも、きれいにラフに見せるための施工が必要です。見積もりでは、仕上げを省く範囲と補修する範囲を確認します。
向いている人
- 素材の傷や経年変化も楽しみたい
- 黒、グレー、濃い木が好き
- 家具や照明を含めて空間を考えたい
- 建物の構造や配管をデザインとして見せたい
まとめ
インダストリアルなリノベーションは、内装を未完成にすることではありません。素材を見せる場所と整える場所を分け、温熱、音、掃除、配線まで計画することで暮らしやすくなります。
リノベーションのテイスト8選やリノベーションはおしゃれじゃないとダメなのかもあわせてご覧ください。
実際の施工写真から会社を探す場合は、Instagramでリノベ会社を探すページも利用できます。


