リノベーション会社を探し始めると、施工写真が素敵な会社も、大手の会社も気になります。ただ、最初に分けたいのは知名度ではなく、「これから家を買うのか」「すでに持っている家を変えるのか」です。必要な支援が違うため、おすすめの依頼先も変わります。
中古購入からなら物件探しと工事の相談をつなげられる会社、自宅の改修なら今の建物と暮らしを踏まえて提案できる会社が候補です。マンションの施工会社を自分だけで絞れない場合は、会社紹介サービスを使う方法もあります。
この記事では、目的別に比較したい4社・5サービスと、別枠の会社紹介窓口を整理します。掲載順は品質や価格のランキングではありません。公式に確認できる支援内容・住宅種別・比較時の注意点から編集部が選んだ候補で、広告提携のない会社も含みます。
リノベーション会社のおすすめ候補を、目的別に比較
まずは自分に近い行から読み進めてください。「実家・相続した家」は別の工事種別ではないため、マンションか戸建てかで候補を分けます。
| やりたいこと | 比較したい候補 | 最初に聞きたいこと |
|---|---|---|
| 中古マンションを探し、間取りも変えたい | リノベる。/ゼロリノベ | 希望エリアで物件探しと工事を両方相談できるか |
| 自宅・購入済みのマンションを変えたい | リノベる。mine | 残したい部分と変えたい部分を分けて提案できるか |
| マンション・戸建ての空間や素材にこだわりたい | CRAFT | 希望するデザインと予算に近い改修実績があるか |
| 戸建て全体の改修を相談したい | 新築そっくりさん | 建物調査を踏まえた工事範囲と費用の条件 |
| マンションの工事会社を複数比較したい | リフォームガイド(会社紹介サービス) | 所在地と工事内容で紹介を受けられるか |
この表は全国どこでも同じサービスを受けられるという意味ではありません。相談時には市区町村、住宅種別、所有・購入の状況を伝えてください。会社の拠点があることと、自宅が施工対象であることは別です。
中古購入からなら、リノベる。とゼロリノベを比較
リノベる。|物件と住まいづくりを一緒に考えたい人
リノベる。は、物件探しから設計・施工までのワンストップサービスを案内しています。今ある間取りだけで家を選ぶのではなく、変えたい暮らしと物件の条件を一緒に相談する候補になります。
たとえば「希望の街には住みたいが、売り出し中の間取りでは家事がしにくそう」という場合です。内装の好みだけでなく、今の住まいで困っている場面を伝えると、物件選びに必要な条件を整理しやすくなります。
比較時は、地域の担当窓口がどこまで支援するか、希望の仕様を選べるプランはどれかを聞きましょう。詳しくはリノベる。の特徴・費用・相談前の注意点にまとめています。出典:公式サービス案内。
ゼロリノベ|家探しと資金計画から考えたい人
ゼロリノベも、中古物件の購入とリノベーションをまとめて検討する候補です。公式サイトでは予算と間取りの考え方を打ち出しており、購入する家だけでなく、購入後にどんな生活を続けたいかを整理してから相談先を選びたい人に比較する意味があります。
「借りられるだけ借りて、残りを工事に使う」ではなく、旅行や教育、趣味など住宅以外に残したいお金も含めて希望を伝えましょう。一方、持ち家の小規模な設備交換を探しているなら、購入支援を前提とする説明だけで判断せず、希望の工事を扱う窓口を選ぶ必要があります。
対応地域や詳しい比較項目はゼロリノベの特徴と注意点をご覧ください。出典:ゼロリノベ公式サイト。
物件購入からの候補をさらに比べる場合は、ワンストップリノベーション会社の比較方法へ。購入前の調査や仲介・設計施工の担当体制まで確認するための記事です。
自宅マンションなら、リノベる。mineも候補
リノベる。mineは、所有している住まいや相続予定の物件を改修するためのサービスです。購入済み・相続したマンションも案内しており、部分的な改修から全面的な改修まで相談できます。物件探しを依頼する必要がない人は、購入向けサービスと分けて検討できます。
向いているのは「街も建物も気に入っているが、今の家族構成に間取りが合わない」という相談です。全部を新しくすることを前提にせず、使い続けたい設備、家具、床なども最初に伝えます。
初回から設計の専門スタッフが対応し、仮住まいの紹介なども案内されています。ただし、紹介を受けることと仮住まいの費用が工事費に含まれることは別です。相談時には工事中の生活場所と引っ越しを含めて見積もりを整理してください。
詳しくはリノベる。mineの対応範囲と相談の流れへ。出典:mine公式案内。本記事ではマンションの相談候補として扱い、戸建てへの対応を一律には案内していません。
空間・素材から選ぶなら、CRAFTを比較
CRAFTは、マンションと戸建てのフルリフォームを中心に手掛ける会社です。公式には構造体を残して間取りやデザインをつくり直す改修を紹介しており、自宅や相続した実家の改修も案内しています。
「好きな床材を使いたい」「家具と照明まで含めて空間を整えたい」など、完成後の空間にこだわりがある人は、実例の素材や納まりを見ると比較しやすいでしょう。写真の雰囲気だけでなく、自宅と近い建物種別・規模の実例を選んで相談することが大切です。
一方、水回りの交換だけを短期間で済ませたい人が、フルリフォームの実例だけを基準に選ぶと依頼内容がずれる可能性があります。最初に工事範囲と予算を伝え、その条件で受けられる提案を確認します。出典:CRAFTの会社概要、公式のサービス・事例案内。
戸建て全体の改修なら、新築そっくりさんを比較
新築そっくりさんは、戸建てとマンションに分けて大規模な改修サービスを案内しています。ここでは特に、実家や今の戸建てを大きく変える際の比較候補として紹介します。
戸建てでは、キッチンや壁紙を変えたいという希望と、建物の状態から必要になる工事を分けて考えたいところです。「冬の寒さ」「使っていない部屋」「階段の上り下り」など、生活上の困りごとを伝え、建物調査の結果と合わせて提案を聞きましょう。
定価制などの表現があっても、すべての希望や追加工事が無条件に含まれるという判断はできません。契約する仕様、対象外工事、変更時の精算を確認してから比較します。マンションについても別の案内があるため、戸建ての条件をそのまま当てはめないでください。出典:新築そっくりさん公式サイト。
マンションの施工会社を絞れないなら、リフォームガイド
リフォームガイドは、上で紹介した会社と同じ施工会社ではなく、希望に合う会社の紹介と相見積もりを支援するサービスです。マンション向けの案内では、コンシェルジュが希望を聞いて会社を選ぶ仕組みを説明しています。
自宅や購入済みマンションの工事を考えていて、「どの会社に見積もりを頼めばいいか分からない」「候補を複数比べたい」という人の選択肢になります。今回紹介する窓口はマンション向けです。戸建ての見積もり窓口としては案内しません。
資料を読むだけの申込みではなく、工事の相談・見積もり依頼へ進む窓口です。連絡を受けられる状態で、所在地、築年数、広さ、変更したい部分、予算と希望時期を整理してから利用すると話を進めやすくなります。物件仲介から依頼するワンストップサービスとも区別してください。
公式サイトでは紹介・見積もり依頼を無料と案内していますが、工事そのものが無料になるわけではありません。また、紹介会社がこの記事の掲載会社になるとは限りません。出典:リフォームガイドのマンション向け案内。
マンションの工事会社を比較
おすすめ会社を、自分の候補2〜3社に絞る方法
1.住宅の条件と、頼みたい範囲をそろえる
各社には同じ情報を渡します。「中古を探している」「購入契約済み」「居住中」「相続予定」のどれか、マンションか戸建てか、場所と広さ、入居希望時期を一枚にまとめるだけでも比較しやすくなります。
たとえば、マンションを所有していて洗面室と収納を変えたいなら、購入支援の充実度ではなく、部分改修の提案と居住中工事の進め方が比較軸です。戸建て全体の改修なら、建物調査の説明や必要工事の優先順位まで聞いてから候補を絞ります。
2.見積もりの総額だけでなく、何をする金額かを見る
片方が設備交換のみ、もう片方が配管や下地まで含む見積もりでは、安い方が得とは判断できません。残すもの・交換するもの、設計や現場管理、処分費、仮住まいなどの含まれ方をそろえます。
不明な項目は「一式の内訳を教えてください」「この希望は今回の見積もりに入っていますか」と聞きます。数字を並べるより、希望を削った箇所や追加になりそうな条件を説明してもらう方が、契約後のずれを減らす判断材料になります。
3.できないことの説明と、代案を比較する
希望の床材、間取り、水回りの位置などが使えない場合、理由と代案が分かるかを見ます。「できません」で終わる場合と、「この条件があるので、別の方法なら近づけられます」と説明される場合では、判断のしやすさが違います。
ただし、何でもできると言う会社がよいとも限りません。調査前に決められないことを区別し、誰がいつ確認するかを説明できるかが重要です。無料相談へ持っていく内容はリノベーションの無料相談で聞くことも参考にしてください。
会社選びでよくある疑問
大手と地域の会社は、どちらがおすすめ?
会社の規模だけでは決められません。自分と近い工事の経験、担当者の説明、見積もりの範囲、工事後の窓口を比べます。大手でも地域の担当体制は確認し、地域の会社でも契約・保証の説明を省かないようにします。
まだ何を変えるか決まっていなくても相談できる?
完成した間取り図を用意する必要はありません。「朝、洗面所が混む」「物が片付かない」など、困っている場面と残したい良さを伝えましょう。ただ情報収集したい段階なら、資料や事例を見るところからでも構いません。見積もり窓口は、具体的な工事の相談を始めたいときに使い分けます。
マンションと戸建てで会社を分ける必要はある?
必ず別会社にする必要はありませんが、自分の住宅種別に近い実績で判断します。マンションの内装写真だけでは戸建ての建物調査の力は分からず、戸建ての実例だけではマンションでの工事調整まで分かりません。写真の好みと工事の条件を両方確認してください。
「おすすめの1社」より、目的に合う比較候補を選ぼう
中古購入からならリノベる。やゼロリノベ、自宅マンションならmine、空間づくり重視ならCRAFT、戸建て全体の改修なら新築そっくりさんが比較候補です。これは各社の得意分野を排他的に区切るものではなく、相談を始める入口の整理です。
マンションの工事会社を選びきれない場合は、リフォームガイドのような紹介窓口を使う方法もあります。まず自分の状況を分け、同じ希望と条件を伝えて、納得できる説明をする依頼先を選びましょう。
サービス情報は2026年9月27日に公式ページで確認。対応地域・受付条件は相談先で確認してください。本文中の「向いている人」は公式の支援内容を踏まえた編集部の判断です。見出し画像はAI生成のイメージで、掲載会社の施工事例ではありません。


