観葉植物を育てることが共通の趣味で、賃貸住宅の窓辺が鉢で埋まっていた30代夫婦。中古マンション購入+リノベーションでは、植物を飾る棚だけでなく、光、水やり、手入れと日常生活を両立できる住まいを考えました。
この記事は、中古購入+リノベーションを検討する際の考え方を、条件別のモデルケースとして紹介しています。実在する特定の個人・物件・企業の体験談ではありません。
モデルケースのプロフィール
- 30代の共働き夫婦
- 大小30鉢ほどの観葉植物を育てている
- 現在は窓辺へ集中し、カーテンと動線が使いにくい
- 希望は光が届くLDK、水やりしやすい場所、手入れ用品の収納
- 植物のためだけに居住空間を暗くしたくない
日当たりのよい部屋だけを探さなかった
植物の種類によって必要な光は異なり、強い直射日光が向かないものもあります。夫婦は「南向き」の一条件だけで物件を選ばず、窓の大きさ、庇、周辺建物、時間帯による光の変化を担当者と確認しました。
窓は共用部分にあたり、新設や位置変更はできません。現在の間取りを壊した後、どこまで光を取り込めるかを設計担当者に検討してもらいます。
室内窓でLDKの光を奥へつないだ
窓側のLDKと廊下側の小さな作業スペースの間に室内窓を設けました。視線と光を通しながら、土や道具を広げる場所を生活の中心から少し分けています。
室内窓は光を生み出す設備ではありません。家具や背の高い植物で光を遮らないよう、置き場所と窓の高さを一緒に決めました。
水やりから排水までの動線を短くした
多くの鉢を一つずつキッチンへ運ぶと、床に水や土を落としやすくなります。夫婦は水栓に近い場所へ手入れ用カウンターを設け、じょうろ、受け皿、剪定用品、土をまとめました。
床は水分と汚れを拭き取りやすい材料を選びます。重量のある鉢や吊り下げる植物については、床・天井・壁の下地と固定方法を専門担当者に確認してもらいました。
植物と人の空調を両立した
窓辺は夏に高温になり、冬は冷えやすい場合があります。エアコンの風が植物へ直接当たる配置も避けたいところです。
夫婦は、窓まわりの温度、空調の吹き出し方向、カーテンの開閉、換気を考えて植物の居場所を分散しました。植物のために室温を極端に変えるのではなく、人が快適に暮らせる範囲で育てやすい種類を選びます。
増える前提で棚を固定しすぎなかった
鉢の数と大きさは変わります。造作棚は主要な一か所に絞り、ほかは動かせる台や家具を使いました。床置きの余裕と掃除機が通る幅を残し、葉が広がった後の動線も想定しています。
このモデルケースから分かること
植物と暮らす家は、見栄えのよい窓辺だけでなく、光の変化、水やり、汚れ、重量、空調、将来の鉢数まで考えると日常の負担を減らせます。
窓の変更可否や下地、重量物の固定は専門的な確認が必要です。物件探しからワンストップリノベーション会社へ相談し、育てている植物の種類と数を伝えると、購入前から光と間取りの可能性を検討できます。
マンションでリノベーションできない場所と物件を先に買うリスクも確認してください。
素材や飾り方だけでなく、料理・配膳・片付けの動線から空間を考えた例は、自宅カフェのリノベモデルケースで紹介しています。


